苦しいチーム状況の中での連敗回避。名古屋・木暮監督「まずは結果を残せた」
2026年10月9日/駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場
メットライフ生命Fリーグ 2026-27 ディビジョン1 第15節
しながわシティ 2-3 名古屋オーシャンズ
2026年10月9日、東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われたメットライフ生命Fリーグ2026-27 ディビジョン1 第15節「しながわシティ vs 名古屋オーシャンズ」は、しながわに多くのチャンスを作られながらも決め切る力を見せた名古屋が2-3で勝利を収めた。試合後、木暮賢一郎監督が取材に応じた。
ーー試合の総括をお願いします。
先週、町田との対戦に負けましたし、これから代表の活動期間に入るので、お互いにとって大事なゲームだったと思います。町田戦の週から少し、チームとしてはコンディションを維持するのが難しいという背景がありました。町田、しながわとの試合を控えた大事な2週間、非常に過ごし方が難しく、準備も実際に難しいところがありましたが、前回も今回も選手たちは言い訳することなくやってくれたと思います。そういう意味で、まずは結果を残せたということ。今日はそれがすべてじゃないかな、と。
ーー名古屋というクラブとしては、連敗は避けなくてはならないと思いますが、この1週間、選手たちに何か声をかけたことはありますか。
準備期間も短かったですし、町田戦の週は本当に練習ができず、まずは全員で練習をするところからのスタートでした。戦術的なことなど「対しながわ」を突き詰める時間はありませんでした。何があったか、ということを公にする必要はありませんが、(町田に)負けた理由は自分たちの中ではっきりしているし、それは仕方のないことなので、逆に割り切りやすい敗戦であったのかな、と思っています。自分たちがベストな状況というか、体調や準備が100%の状態で負けたらショックはあると思いますが、受け入れる余地がある負けだったので、そういう意味では引きずるようなことはなかったと思いますね。
ーー名古屋は序盤から連係のズレもあり、好調には見えない中、しながわは多くのチャンスを作りました。ただ、最後は名古屋が決め切って勝利し、決め切ることの大切さが象徴的に表れた試合だったと思います。ハーフタイムやタイムアウトでは選手にどういった声をかけましたか。
そうですね。いい状態ではない中でも、勝ち切るためにやってはいけないこと、やらなくてはいけないこと、そういうポイントのところで、自分たちの甘さが出たり、相手の一歩の出だしが上回ったり。気持ちの部分で浦安戦や町田戦での敗戦につながったと整理していたので。難しいゲームの中でも要所をうまく抑えることができたから今日は勝てたと思っています。
ただ、たとえばPKを与えたシーンであったり、3-1の後に無人のゴールに4点目を決めるチャンスであったり、そういうところを逃さずにやってきたからここまでの名古屋の歴史があると思っています。若い選手も多く、今シーズン、新しい選手が入って去年とは別のチームのような側面もありますが、まだ名古屋の伝統を選手たちが感じ取りながらやっている段階かな、と。
選手たちにも試合後に話しましたが、「一度優勝するため」「この1試合に勝つため」というモチベーションと、「勝ち続ける」「負けてはいけない」というものは違いますし、たった一回の失敗をクリティカルに批判されることもありますが、それは名古屋オーシャンズがそれだけ歴史のあるビッグクラブだからだと思っています。人間なので、勝ち続けるとかいいプレーをし続けるとかって難しいじゃないですか。それがまさしく、今、選手たちがぶつかっているところかな、と思います。
ーーコンディションや練習の状況が整わない期間があった中、今日勝てたことは大きいと思います。このあと代表活動を挟みますが、ここから先はそういった状況を改善していけると考えていいのでしょうか。
代表活動に入る選手もいるので、次のバサジィ大分戦まで、トップチームだけでは練習できません。サテライトの若い選手たちと一緒に練習をするので、正直、戦術的に積み上げることは難しく、コンディションを下げずに上げていく、個人のアクションや個人のパフォーマンスを上げていく、というところに特化しないといけません。代表選手は疲労もあるでしょうし、合わせる期間も短いですが、それが代表選手の宿命であり、代表選手が多いチームの宿命です。そんなに簡単ではない、という事実と両輪での戦いだと思いますが、リーグ戦の終盤に代表活動があるというカレンダーは分かっていることなので。万全じゃなくても勝っていく。試合巧者であり、ゲームのツボを知っているというところを出して勝たないといけないと思っています。簡単ではありませんが、がんばります。
Comments ()