【試合後会見】「ゴールが必要。でも、まだチャンスはある」。立川・サバテ監督が語る終盤戦への課題

【試合後会見】「ゴールが必要。でも、まだチャンスはある」。立川・サバテ監督が語る終盤戦への課題
会見に出席した立川アスレティックFCのサバテ・アルベル監督と南雲颯太主将

2026年11月1日/立川市泉体育館
メットライフ生命Fリーグ2026-27 第17節
立川アスレティックFC 0-0 シュライカー大阪
出席者:サバテ・アルベル監督/南雲颯太主将

ーー試合の総括をお願いします。

サバテ:お疲れさまでした。まずは、ファンのみなさん、来てくれて本当にありがとうございました。 いいサポートを最後までしてくれていましたが、また引き分けましたね。 今日の私たちのパフォーマンスは悪くなかったけど、(これまでと)同じ問題がありました。 チャンスがありましたが、ゴールができなかった。だから0-0でした。

私たちの守備は、本当に良かった。(前節の)湘南ベルマーレの試合も、今日も素晴らしかったと思っていますが、フットサルはゴールが必要です。守備だけでは勝てません。今、6位のポジションとの差は6ポイントです。次の試合、(6位の)すみだとの試合はファイナルです。負けたら終わり。だから、今週のトレーニングから強くいきますね。

今日もセットプレーからも、トランジションからも、チャンスがありました。でも、ゴールがありません。今シーズン、ゴールがとっても難しいですね。トレーニングもしていますが、ゴールが少ないです。でも、 最後までがんばります。

南雲: ホームゲームで、勝ちたかった試合でしたが、得点0ということで、なかなか難しいゲームでした。1点入れば流れも変わったかもしれませんが、シーズン最初からなかなか得点が取れていません。このゲームにも同じような問題があったかな、という印象です。 負けなかったところ、失点ゼロで抑えたところは良かったと思うので、そこは引き続き次につなげて、 しっかりゴールを奪うことにもう一度練習から向き合い、次の試合に向けて全員でがんばっていけたらと思います。

ーー負傷やコンディション不良で出られない選手も数名いると思います。戦い方は変えていますか。

サバテ:今、(宮川)泰生と(大澤)マサ、ダニエル(ホザ)の怪我があるので、もちろん難しくなっていますが、それは私には言い訳です。 他のチームも怪我の選手はいます。私たちだけではありません。でも、問題は3人が同じタイミングで怪我をしていること。だから、難しいです。

フィクソのポジションは、泰生とダニエルがいないので大変です。オフェンスの素質もあり、 最後16メートルで違いを出せる選手です。マサがいないことで、もちろんピヴォも大変です。今日は、相手に大きいフィクソがいませんでした。だから、マサがプレーできていたら、おそらくまったく違いました。ただ、チームは悪くなかった。最後まで100パーセントでプレーをしました。最後の2分はパワープレーとパワープレー。少しゲームコントロールができなくなりました。 でも、1ポイントは取りました。次の試合まであと2週間。チームの目標は泰生、ダニエル、マサが戻ってくること。これで全部のメンバーが揃います。今日は(登録の)全部の選手がよくプレーをしてくれたと思います。だから、心配はしていませんが、問題はゴールだけです。今シーズン、名古屋オーシャンズとの対戦だけは、チャンスがありませんでした。でも、他のゲームは最後までチャンスがありました。だから、ゴールが必要です。

そして、もうひとつ。今日は(倉科)亮佑がフィクソのポジションでとても素晴らしかった。 ディフェンスで(加藤)翼選手に何もさせなかったと思います。 でも、他の選手も、(南雲)颯太もゆっくり戻っています。プレー時間が増えていけばレベルが上がります。それにはコンペティションが必要です。

ーー終盤までスコアレスで進み、どちらが先に動くか、という試合でした。パワープレーはどのくらいのタイミングでする予定だったのか、大阪に先にされてしまったのか、どうだったのでしょうか。

サバテ:僕にとっても、その選択は簡単ではありません。なぜかというと、相手は5ファウルでした。そして、私たちのパワープレーは、泰生とダニエル、マサがプレーします。彼らがいなかったらちょっと危ない。だから、私のストラテジーは(横山)巧、(酒井)遼太郎、亮佑、そして青(大祐)。この4人をローテーションした1対1のアクションでした。でも、相手のディフェンスが素晴らしかった。そして、ピヴォを使われたから、少し難しかったです。

今、ゲームが終わってから考えると、「この選手を組み合わせてこのストラクチャを使えばよかった」と簡単です。 残りが何分で相手のファウルはいくつ、それならこのストラテジーを使う。それを試合を見ながら考えなくてはいけないことが、監督の一番難しいところです。コントロールとオプションですね。でも、それも経験です。 相手がパワープレーを使わなかったら、私たちは最後まで1対1で戦いましたね。相手の「勝ちたい」というメッセージを感じて、私たちも対抗した。でも、ホームでは勝たないといけませんでした。

ーー17試合を終えて、引き分けが6試合。引き分けが占める割合が高いですが、勝点1なのか、3なのかは残り5試合に響いてくると思います。勝ちきれないということは、もうひとつ何かが足りないのではないかと思いますが、選手同士で話をしたり、キャプテンとして働きかけたりすることはありますか。

南雲:練習で少し緩い雰囲気というか、ゴール前のパスをちょっと雑に出したり、その前のパスをちょっと適当に出したり。そういうところは指摘するように意識をしています。練習で出ていることは試合でももちろん出るし、練習でできていたからといって試合でできるかは分かりません。一人ひとりの意識を高める部分は気にかけてやっていますが、まだまだ足りないですね。

引き分け6ですか・・・。かなり勝点を落としているので、全員でそこを超えていきたいです。

サバテ:今、ゴールが少ないので、選手たちも少しシュートに対してストレスがあります。それぞれの選手に同じような感じがある。でも、例えばシュートのトレーニングをやっても、多分次の試合では同じ。私にとって、問題はそこではありません。シュートにはタクティカルなコンセプトがあります。問題は、90パーセントのアクションが、体のポジション(が影響する)ということ。これはトレーニングでは難しいです。なぜかというと、(試合の中での)アクションはまったく違うからです。スタートのポジション、相手の守備のコンタクト、こういったことが分かる選手であればゴールは決まります。それが分かればトップレベルの選手になります。

僕も、毎日のトレーニングでたくさんのことを勧めています。でも、試合では同じアクションはないので、難しいです。あとは、セカンドポストのアクションですね。僕もずっと「セカンドに選手がいない」と言っていますし、みんなも分かっています。でも、試合の中で選ぶアクションが悪くなっている。この分析は簡単ではありません。そして、いろいろなタイプの選手がいます。私たちのチームでは、例えば颯太はキラーな選手、ゴールを決めるタイプの選手ではありません。そして、颯太のタイプは私たちのチームにたくさんいる。ダニエルや泰生は危険なシュートを打つタイプですが、そういった選手が少ないですね。前のシーズンで、(移籍した)上村充哉は何点ゴールを決めたか。15、6点だったと思います。その前の(同じく移籍をした)中村充は? 18点だったでしょうか。これは選手のタイプですね。

ーーそれは、シュートの練習で精度を上げるより、いろいろなタイプの選手がいる中でプレーの選択が大事ということですか。

サバテ:まず、立川はプロのクラブではありません。プロの選手はダブルのセッションで、シュートのトレーニングだけをする時間があり、もちろんレベルが上がります。それから、ゴールを量産できる選手に対しては、お金が必要です。でも、Fリーグでそれをできるクラブは限られています。だから、今いる選手たちが100パーセントでやってくれています。目標はゴールですが、GKがいて、守備の選手もいて、直接のシュートはとても難しい。だから、他のオプションがあります。 守備が良ければ、チャンスはあります。今、Fリーグで一番ゴールが少ないのが私たちです。でも、まだチャンスはある。なぜか。私たちは失点数も(名古屋に次いで)少ないからです。だから、最後までチャンスがある。諦めません。