【試合後会見】7連勝の名古屋・清水、町田との大一番に向け「間違いなくいいゲームになる」

【試合後会見】7連勝の名古屋・清水、町田との大一番に向け「間違いなくいいゲームになる」

2026年7月12日/千種スポーツセンター
メットライフ生命Fリーグ2026-27 ディビジョン1 第7節
名古屋オーシャンズ 4-1 立川アスレティックFC
出席者:木暮賢一郎監督/清水和也主将

ーー試合の総括をお願いします。

木暮:勝点3を目指して準備をしてきて、しっかりとホームで取ることができたので、次の試合に備えたいと思います。

清水:この試合に対して準備してきたことを、しっかりと出せたゲームだったと思います。勝点3を取れたこともそうですが、客観的に見てもチームがいつも以上に一丸となっている姿を感じられたので、結果にもチームの状態にも満足している。そういったゲームだったと思っています。

ーーこれで単独の7連勝となりました。0-0の時間が長くつづく中で1-0で折り返したことや、後半の停滞した時間を切り開いたこと、数的優位になって10秒で得点し、本石選手が角度のないシュートを決めるなど、さまざまな得点パターンが見られましたが、今の名古屋の強さはどこにあると思いますか。

木暮:選手には申し訳ないですが、監督としては満足することはないので、もちろん結果は大事なものの「勝ったからいいよね」ではなく、勝っている中でも負けたとしても、チームが成長するために監督として厳しく要求をしてきていると思います。それに応えてくれるいい選手がいる、ということですね。

それ以外には、スコアの動かし方。現状、リーグで一番点を取り、失点も一番少ないので、ここ数試合つづいている「決定的なチャンスを決める」ということができたことだと思います。そこを決めることができないと、相手に勢いが出てきたり、「いけるぞ」という雰囲気が出たりします。前半、チャンスがありながら第2PKを逃しましたし、スコアを動かせるところで動かせず、0-0で後半を迎えたら非常に難しいものになったと思います。そこをこじ上げた素晴らしさもありますが、厳しいことを言えば、その前に決めるところで決めていく。簡単ではないですが、もっと高いレベルを目指すのであれば。(サッカーの)ワールドカップでもそうですが、決めるべき選手が決められるチームや選手、そうじゃないチームや選手、そういったところが勝負を分ける。うちにはいい選手がいますが、もっともっと向上すべく、努力をしていきたいと思います。

清水:自分たちの強みは、木暮監督の要求に応え続ける、その姿勢を見せ続ける選手がいることだと思っています。監督は毎日僕たちに高い要求をします。それは古屋オーシャンズとして、世界を知る監督だからこそなので、僕たちは少しでも到達できるように日々トレーニングをしています。どんなにきついトレーニングでも「うまくなりたい」「強くなりたい」という思いを持って練習しているので、それがしっかり結果に反映されているのかな、と思っています。課題は簡単に克服することはできないだろうし、それでも最短での改善を目指して努力していくからこそ意味があると思っているので。

今日も苦しい時間帯はたくさんありましたし、満足している選手は一人もいません。そこが一番の強みだと思っているので、もっと貪欲に、豪快に、結果を求めて、チームとして勝つことに飢えていけるように突き詰めていかなきゃいけないと思いました。次節も厳しい試合が続きます。だからといって何かを変えるのではなく、自分たちの強みを最大限出せるよう、1週間準備をしていきたいと思います。

ーーラファ選手の加入が発表されました。すでにいいフィールドプレーヤーが揃っている中にラファ選手も加入して、監督としては毎週のメンバー選考が悩ましいのではないかと思います。メンバー外になる選手がいたり、出場時間に偏りが出たりする中で、全員が優勝するために同じ方向に向かっていけるという手応えはありますか。

木暮:それがスポーツの世界だと思いますし、マネジメントしていくのが監督としての一番の仕事だと思っています。和也も言ったとおり、競争をしていくということが一番の成長だと思います。

例えば、7人だけすごい選手がいて、あとの選手はサテライトや若い選手で構成をする。そういったことは自分の経験でもありますし、そのメリットもあるので、それでも優勝することはできるかもしれません。でも、いつもその7人が出場して、いいサラリーでプレーができて、優勝したとしても、その7人が本当に成長できるかというと違うと思うんですね。中堅クラブが本気でチャンピオンを目指すなら、そういうお金の使い方もあります。でも、名古屋オーシャンズの目標はFリーグで勝つことはもちろん、所属している選手たちが日本代表としてアジアや世界を目指すことです。毎日死ぬ気で練習をしないと出場時間を獲得できないとか、出たときにチャンスを決めないといけないとか、日々の競争力があることがチームとして健全だと思います。それが強さの秘訣であり、それを勝ち抜いた選手が世界で戦えると思っています。

もちろん僕も選手だったので、必ずしもその価値観が正しいとも思わないですし、たくさん出場できるチームにいって伸びる選手もたくさんいると思います。なので、正解、不正解の話ではないのですが、名古屋オーシャンズは競争を勝ち抜いて日本代表や世界で戦いたい選手の集まりだと解釈しています。そのマネジメントは監督の仕事だと思っているので、自分自身を信じることができなければ、名古屋の監督はやっていないと思います。

清水:同じような内容になりますが、自分自身も海外でプレーをして成長した部分もありますし、オーシャンズに来てからスーパーな外国人の選手たちと一緒にプレーをして得られたこともたくさんあります。今のチームでも、誰一人として確約されていないポジションを死ぬ気で取りにいけるかがすごく出ていると思います。トレーニングの中でも、セットに分かれたときは一つの点を真剣に取りにいき、手を抜かないようにいい意味で監視し合っている。そういった雰囲気でトレーニングができていると思います。

なので、1週間の準備をしっかりとできていますし、競争していくというのは対相手ではなく対自分で、そこからしっかりと試合に出ていく。出られなかったら何が足りないのかを考えて、さらに成長していく、という過程がしっかりとできていると実感しています。一人ひとりが選手として最大限成長していけるようにトレーニングをできていると思うので、ラファの加入も自分たちにとって大きなプラスですし、彼から得るものもたくさんあると思います。彼も初日に「自分の経験を伝える」と話してくれたので、今シーズンの名古屋オーシャンズとして、より一層ひとつになってリーグ優勝に向かっていきたいと思っています。

ーー次節は町田戦です。町田は今節引き分けたものの開幕から無敗ですし、ビッグゲームとして注目される試合に対し、意気込みをお願いします。

木暮:アウェイのゲームになりますが、プライドとプライドがぶつかるゲームになると思います。そういうときこそ、やはり心理面が大事になると思います。どれだけゲームをコントロールしてうまく進めることができるかが重要になりますが、名古屋には難しいゲームを経験している選手たちが数多くいるので、モチベーションもエキストラなものが出ると思っています。プラスして、どれだけインテリジェンスを持ってゲームを読み、コントロールしていけるかが鍵になると思っています。

清水:余計なことを考えずに勝点3を取ること。そして、そのためにいい準備をすることが大事だと思っています。間違いなくいいゲームになると思いますし、町田の取り組みを見ていれば素晴らしい雰囲気で試合ができるということも分かるので、そういった意味でも楽しみな部分が多いです。ぜひ、たくさんの人に楽しんでいただきたいと思っています。